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2月 梅見月

2017年1月31日

鶯の翅のような、灰色がかった緑褐色

日本では古くから親しまれ、奈良時代には「法吉鳥(ほほきどり)」、早春に鳴くことから「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれ、万葉集にも鶯を詠んだ歌が多くあります。

鶯色は江戸時代からの色名で、当時は茶系が流行色であったため、鶯色を茶色がからせた「鶯茶」が粋な色として人気がありました。鶯色の染法は、江戸時代の書物「染本秘傳」にもありますが、春を感じさせる色として用いるときは、新緑のイメージに合わせて、やや薄く明るい色に染めていたそうです。

春の到来を告げる鶯の美しいさえずりが聴けるのは、あともう少しのようです。

 
いろのなまえ

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