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2018年2月28日

しだいにやわらぐ陽光のもと、草木や芽吹き、花が咲き始める季節。春の自然の美しさを織り込んだような 優しく気品高いきものと帯をご紹介します。

​早春の緑、白緑(ひゃくろく)の色無地は、​京友禅、加賀友禅 おのおのの魅力を兼ね備える京加賀を世に出した上野家の技法を習得した人間国宝一代目上野為二氏の技法を脈々と受け継がれる二代目上野為二氏監修の、四丈色無地 「天恵豊穣唐草文」。美しく織り上げられた地紋地を早春色に染め上げた趣味性高い色無地です。他にはない色無地、上野家の世界感を存分にご堪能ください。

帯は、皇室御用達、西陣の名門「山口美術織物」による、富貴な唐織使いで表現された「唐草錦袋帯」、数多くの吉祥文様が落ち着いた色使いで表現された風格ある品物です。唐織は、京都の西陣を代表する伝統的な絹織物。江戸時代の極めて装飾性の高い美術織物がその源流です。装飾を目的とした織物としては、舞楽の装束禁中御用の特別な包裂・神社の戸帳・神輿の飾裂などに、美術織物としては、原画のもつ筆致や雰囲気を、名画や名筆を手本にして「織り」の世界に変換いたしました。これだけの豪華な雰囲気を持ちながら、実に軽く、締めやすいのは、まさに織匠の技の賜物です。

色無地は、正装に最も適したお召し物であり、日本独自の一歩下がった雰囲気を醸し出しています。春は改まったお席やお出掛けも多い季節。風格ある袋帯をあわせることで、華やかさだけでなく品格があり、得も言われぬ美しさは、本物志向の方にも、趣味性高く着こなしたい方にも ご満足いただける逸品です。

※店頭では、写真の他にも色柄多数お取り揃えしています。

着物の愉しみ

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